日本では12月17日に発売される
Fallout4
なーんかやたら話題になってっけどよ、そもそもフォールアウトって何なのよ?
という方へ向けて、Falloutとは何なのか、そしてその面白さを解説してみます。(FO3、FONV基準)
最初に言っておきますが、やったことがない方はマストプレイです。
一度プレイしてみてください。
今ならまだFO4発売前に前作のFO3をプレイする時間が残されています。
4発売をスルーして3をプレイし続けてしまう可能性もかもしれません。そのくらいの魅力を秘めています。
まだFalloutを体験していない方が羨ましい。記憶を消してもう一度最初からプレイしたいくらいです。
どんなゲームか細かいことは省いてざっくり説明します。
もちろんネタバレはありません。
核戦争後の荒廃したアメリカを舞台にしたRPG
一言で言ってしまえばこれ。ポストアポカリプスもの、終末ものと呼ばれるジャンルです。
この世界では第二次世界大戦後から現実世界とは異なる歴史を辿っており、様々な経緯を経て2077年10月、全ての核保有国による全面核戦争が勃発。
これにより文明は崩壊。
人類は滅亡したかに思われたが、危機を事前に察知していたアメリカ政府がVaultという核シェルター(・・・)を配備しており、数少ないながらも人類は生存していた。
Vaultから出て荒廃したアメリカの大地に主人公が立つところからゲームは始まる。
といった感じ。
主人公の身の上や明確な目標(FO3だとVaultを出ることになる経緯とその後)はあるものの、基本的には自由に行動できます。
上で書いた通り瓦礫だらけの荒野に放り出されて物語が始まるので、その後どうするかは主人公およびプレイヤーに任されます。
荒廃したとはいっても地上にも住民は居て彼らはそれぞれ生活していますから、頼みを聞いてやるもよし、無視して自分の目的を優先してもよし、彼らの所持品を全て盗んでも、一人残らずアレして回っても、行動はプレイヤーの判断に任されており多くの行動は自由に選択することができるのです。
このシリーズの世界観を後少しだけ付け加えておきましょう。
非常にレトロフィーチャーなシリーズで、核戦争が起きたのが2077年と現代からかなり先の話なのにも関わらず、文化的には50年代のアメリカで止まっています。
レーザービームを撃ちだすエネルギー兵器が溢れているのに建物や民家(元の姿を留めてはいないが)の様子や核が落ちた当時の生活様式が垣間見える廃墟が50年代アメリカから進化しておらず、音楽や絵なども当時のまま。
未来とレトロが混在したチグハグな世界なのですがそれもそのはずで、このシリーズの世界が第二次世界大戦後に枝分かれしたパラレル世界であるという部分に繋がります。
この世界は50年代、つまり核戦争の脅威に怯えていた冷戦時に想像された核戦争後の世界を元に描かれているのです。
だから50年代の古き良きアメリカの文化が色濃く残っているのです。
本作の特徴として「プレイヤーがしたいことを可能な限り実現できる」ような設計がされています。
もちろんシステム上の限界はありますが、設計の理念がこういうところにあるので、主人公を動かすというよりかは自分の分身をゲーム上に作るつもりでプレイするのがいい。もしくは自動的にそういう気分になっていくでしょう。
北斗の拳の世界に自分が居たらと夢想したことがある?なら何故Falloutをプレイしていないんだ?
ゲーム上で再現されたウェイストランド(核戦争で荒廃した元アメリカ)を舞台に生活することができるRPGと言ってもいい。
ウェイストランドに住む者達はAIによってそれぞれの生活を営んでいます。
マップはシームレス(建物などは例外として)なオープンフィールドとなっており、手順を踏まないと入ることが出来ないエリアを除いて基本的には開始直後からどこへでも行くことができます。
フィールドには野党や放射能により進化した生物、いくつかの組織(敵対すると襲ってくる)が徘徊していてプレイヤーを襲ってくるので放浪も一筋縄ではいきません。
面白いのは皆それぞれ生きているということで、プレイヤーのあずかり知らぬところで日々戦闘が起きており、放浪していると戦闘に出くわすこともしばしば。
こんな世界でどう生きるかといった部分もテーマの一つと言っていいでしょう。
悪は許さぬ!
利があるのならどんな手でも使う!
などという生き方や人物像から、その為に必要な能力も自分で設定する。
とにかくタフなマッチョマン
何でもこなすインテリ
などなど。
私は自分の正義を貫く為には何でもするという人物像が好みで、能力は話術・ピッキング・ハッキングなどを広くカバーしつつ、戦闘は隠密と攻撃を重視して暗殺ばかりしていました。
戦闘へのリソースを最低限削ぐことで器用貧乏になることが多いです。戦闘は時間がかかってもいいならなんとかなる(と言いつつよく死んでました)のに対して、話術は持っていないとどうしようもないですから。
以上余談。
本作はRPGですがFFやドラクエとは違い、ジャンプもできるし攻撃も自分で狙わなければならない。
国産ゲームの基準で見るとアクションゲームに見えるかもしれません。ロールプレイという意味では非常にRPG寄りな作品なんですけどね。
「えー俺FPSとか嫌いだよー」
という方もおられることでしょう。心配なかれ。本作はアクションゲームさながらのゲーム性ながら、クラシカルなRPGライクにプレイできるシステムを備えています。
それがV.A.T.S.システムというもので、主人公の持つ端末「Pip-Boy3000」の(よくわからない)技術によって実現される戦闘補助システムです。
V.A.T.S.を発動すると時が止まり、画像のような表示になります。
後は攻撃する部位を選んで攻撃するコマンド方式戦闘です。
このシステムによって本作はRPGらしさを色濃く残す現代のコマンド戦闘を実現し、アクションが苦手な方でも無理なくプレイすることができるようになっています。
(V.A.T.S.を使わないことが縛りプレイにもなるほど強いシステムな為か、Fallout4では時間が止まらなくなってスローモーションで動くようになりました)
物理エンジンは本作というかベセスダゲーの代名詞とも言えるでしょう。
動くオブジェクトと動かないオブジェクトがあり、動くオブジェクトは世界の物理法則に影響を受けます。
つまり斜面に置いたら転がるし、殴ったら飛んでいくということ。
小さいものなら大抵のものは動かすことができます。
全く必要のないガラクタから人間の頭(日本語版CSでは規制されました)まで。
その為、ガラクタがたくさんあるようなところで爆発を起こすととんでもないことになります。
置いてあるものが四方八方に飛び散りますし、人間が居たらバラバラになる上に四肢や頭が転げまわることに。
こういった物が膨大な数配置されており、そのほとんど全てを取る(自分の鞄に入れる)ことができます。
民家に転がっている物から、襲ってきた野党が持っている物まで。
これまでのシリーズでは意味の無いアイテムも凄い数あったのですが、Fallout4では制作側曰く「その全てが意味を持つ」ことになるそうです。クラフト要素で使うのでしょう。
Falloutシリーズの一番の魅力はウェイストランドで生きることができる、核戦争後の荒廃した世界でロールプレイすることができるところだと思っています。
多くのRPGとは毛色が違う為、やってみたはいいものの合わないという方は一定数おられるようです。
ゲームの雰囲気は王道とは言えませんし、この自由な設計は国産RPGとは全く雰囲気が違いますからね。
しかし、はまる人はとことんはまるのです。
なのでぜひ一度プレイしてみて欲しいですね。
まずはFallout3からやってみてください。
PS3なら中古で2000円切ります。
PCならDLC全部入りのGOTYエディションが2000円です。
http://store.steampowered.com/app/22370
オンボードでもプレイできるでしょう。
ただOSによっては少し手間なので最適化と日本語化についてはこちらのページを参照してください。
Fallout4
なーんかやたら話題になってっけどよ、そもそもフォールアウトって何なのよ?
という方へ向けて、Falloutとは何なのか、そしてその面白さを解説してみます。(FO3、FONV基準)
最初に言っておきますが、やったことがない方はマストプレイです。
一度プレイしてみてください。
今ならまだFO4発売前に前作のFO3をプレイする時間が残されています。
4発売をスルーして3をプレイし続けてしまう可能性もかもしれません。そのくらいの魅力を秘めています。
まだFalloutを体験していない方が羨ましい。記憶を消してもう一度最初からプレイしたいくらいです。
Falloutとは(ストーリー)
どんなゲームか細かいことは省いてざっくり説明します。
もちろんネタバレはありません。
核戦争後の荒廃したアメリカを舞台にしたRPG
一言で言ってしまえばこれ。ポストアポカリプスもの、終末ものと呼ばれるジャンルです。
この世界では第二次世界大戦後から現実世界とは異なる歴史を辿っており、様々な経緯を経て2077年10月、全ての核保有国による全面核戦争が勃発。
これにより文明は崩壊。
人類は滅亡したかに思われたが、危機を事前に察知していたアメリカ政府がVaultという核シェルター(・・・)を配備しており、数少ないながらも人類は生存していた。
Vaultから出て荒廃したアメリカの大地に主人公が立つところからゲームは始まる。
といった感じ。
主人公の身の上や明確な目標(FO3だとVaultを出ることになる経緯とその後)はあるものの、基本的には自由に行動できます。
上で書いた通り瓦礫だらけの荒野に放り出されて物語が始まるので、その後どうするかは主人公およびプレイヤーに任されます。
荒廃したとはいっても地上にも住民は居て彼らはそれぞれ生活していますから、頼みを聞いてやるもよし、無視して自分の目的を優先してもよし、彼らの所持品を全て盗んでも、一人残らずアレして回っても、行動はプレイヤーの判断に任されており多くの行動は自由に選択することができるのです。
このシリーズの世界観を後少しだけ付け加えておきましょう。
非常にレトロフィーチャーなシリーズで、核戦争が起きたのが2077年と現代からかなり先の話なのにも関わらず、文化的には50年代のアメリカで止まっています。
レーザービームを撃ちだすエネルギー兵器が溢れているのに建物や民家(元の姿を留めてはいないが)の様子や核が落ちた当時の生活様式が垣間見える廃墟が50年代アメリカから進化しておらず、音楽や絵なども当時のまま。
未来とレトロが混在したチグハグな世界なのですがそれもそのはずで、このシリーズの世界が第二次世界大戦後に枝分かれしたパラレル世界であるという部分に繋がります。
この世界は50年代、つまり核戦争の脅威に怯えていた冷戦時に想像された核戦争後の世界を元に描かれているのです。
だから50年代の古き良きアメリカの文化が色濃く残っているのです。
Falloutとは(ゲーム)
本作の特徴として「プレイヤーがしたいことを可能な限り実現できる」ような設計がされています。
もちろんシステム上の限界はありますが、設計の理念がこういうところにあるので、主人公を動かすというよりかは自分の分身をゲーム上に作るつもりでプレイするのがいい。もしくは自動的にそういう気分になっていくでしょう。
北斗の拳の世界に自分が居たらと夢想したことがある?なら何故Falloutをプレイしていないんだ?
ゲーム上で再現されたウェイストランド(核戦争で荒廃した元アメリカ)を舞台に生活することができるRPGと言ってもいい。
ウェイストランドに住む者達はAIによってそれぞれの生活を営んでいます。
マップはシームレス(建物などは例外として)なオープンフィールドとなっており、手順を踏まないと入ることが出来ないエリアを除いて基本的には開始直後からどこへでも行くことができます。
フィールドには野党や放射能により進化した生物、いくつかの組織(敵対すると襲ってくる)が徘徊していてプレイヤーを襲ってくるので放浪も一筋縄ではいきません。
面白いのは皆それぞれ生きているということで、プレイヤーのあずかり知らぬところで日々戦闘が起きており、放浪していると戦闘に出くわすこともしばしば。
こんな世界でどう生きるかといった部分もテーマの一つと言っていいでしょう。
悪は許さぬ!
利があるのならどんな手でも使う!
などという生き方や人物像から、その為に必要な能力も自分で設定する。
とにかくタフなマッチョマン
何でもこなすインテリ
などなど。
私は自分の正義を貫く為には何でもするという人物像が好みで、能力は話術・ピッキング・ハッキングなどを広くカバーしつつ、戦闘は隠密と攻撃を重視して暗殺ばかりしていました。
戦闘へのリソースを最低限削ぐことで器用貧乏になることが多いです。戦闘は時間がかかってもいいならなんとかなる(と言いつつよく死んでました)のに対して、話術は持っていないとどうしようもないですから。
以上余談。
本作はRPGですがFFやドラクエとは違い、ジャンプもできるし攻撃も自分で狙わなければならない。
国産ゲームの基準で見るとアクションゲームに見えるかもしれません。ロールプレイという意味では非常にRPG寄りな作品なんですけどね。
「えー俺FPSとか嫌いだよー」
という方もおられることでしょう。心配なかれ。本作はアクションゲームさながらのゲーム性ながら、クラシカルなRPGライクにプレイできるシステムを備えています。
それがV.A.T.S.システムというもので、主人公の持つ端末「Pip-Boy3000」の(よくわからない)技術によって実現される戦闘補助システムです。
V.A.T.S.を発動すると時が止まり、画像のような表示になります。
後は攻撃する部位を選んで攻撃するコマンド方式戦闘です。
このシステムによって本作はRPGらしさを色濃く残す現代のコマンド戦闘を実現し、アクションが苦手な方でも無理なくプレイすることができるようになっています。
(V.A.T.S.を使わないことが縛りプレイにもなるほど強いシステムな為か、Fallout4では時間が止まらなくなってスローモーションで動くようになりました)
配置物・アイテム
物理エンジンは本作というかベセスダゲーの代名詞とも言えるでしょう。
動くオブジェクトと動かないオブジェクトがあり、動くオブジェクトは世界の物理法則に影響を受けます。
つまり斜面に置いたら転がるし、殴ったら飛んでいくということ。
小さいものなら大抵のものは動かすことができます。
全く必要のないガラクタから人間の頭(日本語版CSでは規制されました)まで。
その為、ガラクタがたくさんあるようなところで爆発を起こすととんでもないことになります。
置いてあるものが四方八方に飛び散りますし、人間が居たらバラバラになる上に四肢や頭が転げまわることに。
こういった物が膨大な数配置されており、そのほとんど全てを取る(自分の鞄に入れる)ことができます。
民家に転がっている物から、襲ってきた野党が持っている物まで。
これまでのシリーズでは意味の無いアイテムも凄い数あったのですが、Fallout4では制作側曰く「その全てが意味を持つ」ことになるそうです。クラフト要素で使うのでしょう。
とにかくやってみて欲しい
Falloutシリーズの一番の魅力はウェイストランドで生きることができる、核戦争後の荒廃した世界でロールプレイすることができるところだと思っています。
多くのRPGとは毛色が違う為、やってみたはいいものの合わないという方は一定数おられるようです。
ゲームの雰囲気は王道とは言えませんし、この自由な設計は国産RPGとは全く雰囲気が違いますからね。
しかし、はまる人はとことんはまるのです。
なのでぜひ一度プレイしてみて欲しいですね。
まずはFallout3からやってみてください。
PS3なら中古で2000円切ります。
PCならDLC全部入りのGOTYエディションが2000円です。
http://store.steampowered.com/app/22370
オンボードでもプレイできるでしょう。
ただOSによっては少し手間なので最適化と日本語化についてはこちらのページを参照してください。
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