連邦にはある疑念が広がっている。

人々は隣人を恐れ、"それ"から常に目を背けようとしている。




今回のプレイ日記にはあるクエストのネタバレが含まれます。

ご注意ください。











サンクチュアリから東にしばらく進むと湖がある。

そのほとりにコベナントはあった。


町は高い壁とマシンガンタレットに囲まれている。



町に入る唯一の門には、その異様な防衛体制とは似ても似つかない普通の中年男が座っていた。

「ここはコベナント。素晴らしい町だ。入りたいのならテストを受けてもらう」

男は言った。


興味を惹かれたのでテストを受けることにしたが、なんだこのテストは・・・

「父親にいたずらをするとすれば次の内どれだ」

だと?この質問に何の意味がある。

 


しかしどうやらテストはパスらしい。
町に入るとそこには必要充分な設備があり、流れ者の俺にベッドまで提供してくれるという。

戦前なら「親切な人だ」で済むが、ここ連邦においては異様も異様。会ってすぐ撃ってくる方が自然で安心もするってものだ。


「何かある」


すぐにそう思った。


町の中心地辺りで男が声を荒げている。
そらきた。


どうやらキャラバンを追ってここへ来たがそのキャラバンが町の近くで襲撃され、この町に立ち寄ったはずのキャラバンについて住人は知らないの一点張りだそう。

俺はこの男「正直者のダン」に協力することにした。この町の厄介になるには無視できない話だ。



キャラバンを調べ、手がかりを探し、ついにターミナルで情報を得た。
(俺はゲラルトのことを思い出して・・・ん?誰だそいつは)

ステルス、スリ、ピッキング技術を習得している俺にはなんでもないね。ただしターミナルはハッキングできなかった。オフィス床下金庫からレポート、二段ベッドが並ぶ家からパスワードを得てターミナルに侵入することで情報を入手できた。




ビンゴだ。やはり住人はキャラバンのことを知っていた。生き残りを別のところへ移したらしい。

ダンとそこへ行くことに。


町を出る時に市長が脅してきたが、無視して行くことにした。別にこのままこの町に厄介になってもいいんだが、俺は真相が知りたい。知った上で判断する。俺が法律だ。こいつは信用できない。



下水から秘密の地下室へ。

ここには武装した兵隊が何人もいて、中には白衣を着た研究者らしき者もいる。ここで何をやっている?



最深部。

観念したのか主任研究者らしきババアが語り出す。



コベナントで受けたテストはインスティチュート(既存の人物に成り代わる人造人間)を判別する為のものであること。

精度を上げる為に人体実験をしていること。

既にある程度の精度を達成していること。


fallout4ins


彼女は連邦に暮らす人々の為に見逃せと言う。



ならキャラバンの生き残りである少女(と俺の報酬)はどうなる。


よし。わかった。俺に任せろ。

ここはキャラバンの女を逃がす為にうまいこと言っておいて、研究は続けさせよう。


俺には関係無いことだが、テストの精度を調べる方法が過激過ぎる。

殺さなくても、ちょっと肌を切るとか髪を抜いてみるとか他に方法があるはずだ。



ダンの手前、ババアには研究を認めさせないと言った。

後はコベナントに帰って住民と話をしよう。今日からは俺が主人だ。


キャラバンの生き残りを逃がし、ダンから報酬をいただいた。



コベナントへ帰ると、住民が一斉に襲ってきた。

どうやら研究所の事態を知ってしまったらしい。
彼らは俺の意図を知らない。銃を持って逆上した住民に俺の声は届かず、銃声が止んだ時には奴らの死体しか残っていなかった。




ったく・・・一人相手なら組しやすいと思ったんだろうが・・・次があったら相手を選ぶんだな。

市長の頭を蹴ってコベナントへ入る。このような形で戻ることになるとは。


町には数時間前の面影は無く、門を入ると地雷で吹っ飛んだ足が転がっていた。




話を聞いてくれていればこんなことには・・・まぁいい。俺にはこの町がどうなろうと関係無いね。




だが、俺にはわかっていた。

もし、もしショーンと暮らしたとして、ある日突然彼が別人に思えてしまったら?

その時にそれを確かめる方法があったとしたら?


疑念は無用になる。

コベナントの研究は役に立つ。連邦にも、俺にも。


俺は今何をしたのか。

その思いを拭い去るように、門を勢いよく開いた。






~Fin~






印象的なクエストだったので日記調にしてみましたが、ここまで長くなるとは・・・もうやらん。

こういったカルマを意識させるようなクエストがあるとこれぞFalloutって感じがしますね。


まさか全滅させることになるとは思ってもみなかったです。

研究は続けて欲しかったのに・・・コベナント側に組する分岐はどうなるんだろう。


私のカルマとして成果の為には人体実験もやむなしとは思ったのですが、もっと効率のいい確かめ方があると思うんですよ。

ずっと思ってたんですが、インスティチュートの疑いがあったらなんですぐ殺そうとするんだコイツらは。ちょっと頬かどこかの皮を剥いでみるとか手を切って血を見るとかすればわかることでしょうに。義体の血は白い(違)んだろ?

触感とかどうなんですかね。豊胸したおっぱいは固いとか聞きますがそういう差は無いのかな

だとしただダッc・・・いやこの話はどうでもいいんだよ。




思った通りにならないものだな・・・

自分に降りかかるまで見て見ない振りをしているダイアモンドシティよりも、インスティチュートの脅威を廃して豊かな生活をしようとしていたコベナントの方が好きですね。

レイダーの襲撃で弾薬などに不足が出ていたみたいですので、防衛上は不安があったんでしょう。
ただ壁は優秀だし中も狭いながらも社会が成り立っていたので、ここに私が加わって物資を供給できればいい町になったんだけどなぁ。


市長、地獄で見てな。後は俺がやる。



あ、あと、「コベナント最初からタレットあるしワークショップとして優秀やーん!やったー」と思っていたらタレットはワークショップ管理外でした。がっかりしましたが考え方によっては容量外になるからいいのか・・・?

募集ビーコンだけ設置して放置してます。それから見てないけど物資とか全然足りてないだろうな。